【新唐人2013年09月23日付ニュース】22日午前10時、山東省済南中級裁判所第5審判庭において、前重慶市党委員会書記・薄煕来の判決公判が行われた。裁判所はミニブログによる中継を行った。
午前11時ごろ、薄煕来事件の裁判が終了し、薄は手錠を掛けられ法廷から連れ出された。
済南中級人民裁判所は現場の写真3枚を公開した。1枚目の写真では、手錠をはめていない薄熙来が背の高い法廷警官に戒護され、判決結果を待っている。2枚目は王旭光裁判長が起立し、判決文を読み上げているもの。3枚目の写真では薄が手錠を掛けられ、両側にいる法廷警官が2人から4人に増えている。
中国のネット上で話題となっている組写真
台湾中央社は、“裁判官が判決文を読み始めた時の薄熙来の表情はまだ普段通りで不安な様子は見られなかったが、手錠を掛けられた写真の顔は明らかに強ばり、目つきや表情には不平や感情の高ぶりが現れ、何かを伝えようとしているが実現せず、両手は固くこぶしを握っている様子を多くの中国のネットユーザーやメディアが目にした”と伝えた。
また、両側の警官はそれぞれ薄の肩を抑え付け、もう一方の手で肘をつかみ、上半身の自由を奪った。そして両側にはさらに一人ずつ警察の戒護が増やされた。薄熙来が判決結果に不服し、法廷で抗議を示したのではないかと、中国のネットユーザーやメディアが議論を巻き起こしている。
【22日の判決】法廷は被告人薄煕来を収賄罪、汚職罪、職権乱用罪により、法に基づき刑罰に判決を下す。数罪併罰とし、無期懲役の執行を決定。政治権利の終身剥奪、全個人財産の没収を科する。汚職罪に対し、懲役15年の判決を下し、個人財産100万元没収を科する。職権乱用罪に対し、懲役7年の判決を下し、無期懲役の執行を決定。政治権利を終身剥奪し、全個人財産の没収を併科する。
薄煕来は無期懲役を言い渡されたものの、多くの人は判決が軽いと感じている。以下はネット上の書き込みの一部抜粋である。
【SPY veronica】この数罪併罰や無期懲役と政治権利の終身剥奪は、ちょっと刑が軽くない？
【波波網友】薄煕来の入獄は、毎日民衆の金をポケットに入れ、手中の職権を利用して自分と家族の為に利益を貪る官僚に警鐘を鳴らした。“目を覚ませ。やったことは必ず償うことになる”
【小咻咻2012】もっと重ければよかったのに
【忠橙魯能小岳】おや、一生監獄にいるということか！
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/09/22/a971062.html（中国語）
（翻訳/赤平 編集/坂本）
